ナパで最も成功したワイナリーの一つと言われる、シェーファー。元は出版業界で華やかな経歴を送っていた創業者のジョン・シェーファーが、第二の人生としてワイン造りを始めたことが、ワイナリーの始まりです。

その後の活躍は目を見張るものがあり、2001年に初めてパーカー満点を獲得すると、その後2002年、2007年と受賞し、過去7度の満点獲得。スペクテイター誌が選ぶ年間トップ100のワインでも1位を獲得しました。

TD-9は、ワイナリー創業時に使っていたトラクターの名前。毎日の通勤電車からトラクターに乗り物を変え、栽培や醸造の経験など全く無い中、リスクを恐れずワイン造りにその人生を捧げたその原点となったTD-9に思いを込めました。

また、最上位であるヒルサイドセレクトよりもメルローの比率を高めたのがTD-9。

香りは、ブラックベリーや熟したプラムの様な黒系の果実。ブルーベリージャムのような甘みの中にある、ブラックコーヒーのような苦みが良いアクセントとなり、味わいに深みと奥深さを演出した、リッチで重厚感に溢れた素晴らしいワインです。