フランスのラングドック地方で、ブドウ品種の名前がそのままAOCとなった、非常に珍しい産地がピクプール・ド・ピネです。 この地方最古の品種、ピクプールブランから白ワインのみが作られます。


ピクプールとは「唇を刺す」という意味があるほど、非常に酸が強くキリっとしたタイプのワインが作られます。


ただこのワインは刺すほどではなく、酸味が特徴の非常にバランスのいい辛口ワインです。香りはグレープルーツやレモンなどのさわやかな香りが特徴です。


アペラシオンの目の前に広がるトー湖は牡蠣の名産地としても知られるので、牡蠣料理や白身魚と野菜の煮込み料理に非常にマッチします。


生産者カブロルは、ラングドックでのピクプールの第一人者的な存在です。 ブドウのフレッシュさを保つために、夜に収穫されたぶどうを真空ステンレス製のトレーラ―で45分以内にセラーへと運び込むといった長年の技術や、有機農法による栽培プログラムなどでピクプールの品質向上に惜しみない情熱を捧げています。


まさにピクプールのお手本といった、酸とミネラルのバランスのとれた一本です。