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価格60,390円(本体価格:54,900円)
価格58,190円(本体価格:52,900円)
クロード・デュガ
Claude Dugat
僅か6haの所有畑から生産される最高峰の生産者。トップ〜ボトムまで、全てが高い完成度を誇るクロード・デュガ。クロード・デュガは、ブルゴーニュでパーカー100点満点を獲得している数少ない生産者の一人でもあります。他にはDRCやルロワ(ドーヴネ)等、一握りの生産者しか獲得していません。
クロード・デュガの歴史
デュガ家のブドウ栽培の歴史はオーヴェルニュで家業をしていたアネット・デュガが、ブルゴーニュに移住した19世紀初頭に始まります。アネットはワイン生産者の娘と結婚し、ジュヴレ・シャンベルタンのドメーヌとしての歴史が始まりました。
1955年、クロードの父、モーリスはジュヴレ村に建物を購入します。この建物は13世紀に建てられたガロ・ロマンの建物で、歴史的な価値がある建物でした。この建物は以前、教会に収めていたブドウや穀物を保存する古い納屋があり、現在、ワイナリーとなっています。
ドメーヌは現在も家族で経営しており、クロードと息子の妻マリア・テレジアと3人の子供、レティシア、ベルトラン、ジャンヌの手を借りて、6haの畑を管理しています。
ジュヴレ・シャンベルタン村に3つのグラン・クリュを所有。3つ合わせても僅か0.72ha
ジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を構えるクロード・デュガ。その所有面積は、全ての畑を合わせても6haにしかなりません。
広域のブルゴーニュ・ルージュが1.5ヘクタール、最も大きい村名のジュヴレ・シャンベルタンの畑が3.5ヘクタール。2つのプルミエ・クリュは合計で0.8ヘクタールになります。
グラン・クリュは、シャペル・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン、グリオット・シャンベルタンの3つ。3つ合わせても0.72ヘクタールしかありません。あの貴重なロマネ・コンティの畑が1.8haですので、その小ささが良くわかります。
中でも2樽だけ造られるグリオット・シャンベルタンの評価は高く、かつてパーカー100点を獲得したのも、このグリオット・シャンベルタンの1993年でした。
また、畑は自己所有ではありませんが、2002年にはネゴシアンである「ラ・ジブリオット」を立ち上げ、こちらも人気を博しています。
クロード・デュガのワイン造り
クロード・デュガは、伝統的な方法を重んじています。その一つが、農耕馬の復活です。農耕機械では、土を踏み固め、ブドウを傷つけてしまいかねませんが、馬の復活で、ごく自然に近い状態での作業を実現しました。
また、1ha辺り18hlと極端に低い収穫量を達成するために、重い剪定を行います。収穫量を抑えることで、結実したブドウにエキス分を集中させ、豊かな味わいとなるのです。4年ごとに天然肥料を使用し、極自然的な栽培をしています。収穫は100%手摘みで行われます。
ブドウは、プレスした後、発酵前に2日間休ませてから発酵を行います。発酵はコンクリートタンク。自然酵母を用いて2週間行います。その間できるだけ穏やかにエキス分を抽出するため、櫂入れを行います。
その後、フランソワ・フレール社の樽で熟成を行います。グラン・クリュは100%新樽で18か月、村名で50%新樽、50%1年落ちの樽で12〜18か月です。ワインは全て、無濾過で瓶詰めされます。
デュガ家は、ワイン醸造一族としても有名で、クロードの父、モーリスの兄弟であるテレーズの子供たち (フレデリック、エマニュエル)は「ドメーヌ・アンベール・フレール」を、同じくモーリスの兄弟であるピエールの息子ベルナールとピィの子供ロイックは「ベルナール・デュガ・ピィ」を運営し、クロードと子供たち(レティシア、ベルトラン)は、「ドメーヌ・クロード・デュガ」とネゴシアンである「ラ・ジブリオット」を運営しています。
ACブルゴーニュクラスでも堪能できる、クロード・デュガらしい味わい
クロード・デュガのワインの大きな人気の一つが、ボトムのブルゴーニュ・ルージュからグラン・クリュまでの品質の差が大きくなく、ブルゴーニュ・ルージュでもクロード・デュガの哲学を堪能できることにあります。
これは、やはり小規模生産の恩恵であるといえるでしょう。僅か6haを一家総出で管理・運営し、極自然的な方式を採用している為、ブルゴーニュ・ルージュといっても手を抜くこと無く造られているからです。
クロード・デュガのワインは、若いうちは固くて飲めないようなワインもあります。早飲み可能なピノ・ノワールの中でも、ある程度の熟成によって真価を発揮するタイプで、若いうちは火打ち石や火薬のような香りや、固いタンニンが残っている場合もあります。
村名クラスでも最低5年、グラン・クリュなら最低10年は寝かしてから飲むのがオススメです。そのワインが花開いた時、まさに極上のブルゴーニュとなって目の前に現れる事でしょう。