わずか2ヘクタールにも満たないごく小さな畑からはじまり、一気にポムロールのトップ生産者の一員へと駆け上がった、シャトー・ル・パン。その生産量の少なさと、圧倒的なファンの支持により今や入手困難なシンデレラ・ワインの先駆けです。

そのル・パンのプライベート用、セカンド的位置づけのワインとして造られたのが、この『トリロジー』です。

元々は1990年代にシャトーのプライベート用として、3つのヴィンテージの若木の区画や、グランヴァンとしてはまだ出すことのできない樽のワインをブレンドして生み出されました。しかし何年もののワインをブレンドしたのか生産者自身も分からなくなってしまったことから、「三部作」を意味する『トリロジー』という名前がつけられたという逸話があります。

こちらは、2016,2017,2018の3ヴィンテージをブレンド。

元はプライベート用ということもあり、ほとんど市場に流通することがなかったトリロジー。いまや数十万円はするル・パンのエッセンスを楽しむことができる、現在でも滅多に日本では出回らない希少品です。