ブルゴーニュ屈指のドメーヌとして君臨していた、今は無きドメーヌ・クレール・ダユ。


1919年に設立され、かつてはアンリ・ジャイエやルーミエと比肩される程の評価を得ていましたが、1970年代に相続問題で分裂。


特級畑のボンヌ・マール等、その大部分をルイ・ジャドが買い取り、一部を引き継いだのがドメーヌ・フジュレイ・ド・ボークレールです。


希少なモレ・サン・ドニ側のボンヌ・マールの大半を所有しており、ワイナート誌17号では、


「しかし考えてみれば、この畑はクロ・ド・タールとルーミエのボンヌ・マールに挟まれているのだ。悪いわけがない。特にクロ・ド・タールにはよく似ており、これほどの秀作かつ大変な稀少価値にもかかわらず、知名度が低いのが不思議でならない」


とコメントされています。


ボンヌ・マールは繊細で軽やかなテッレ・ブランシュと、果実味があり重めなテッレ・ルージュから成り立ち、通常はそれをブレンドして造られますが、このボークレールの畑はテッレ・ブランシュの割合が高く、実にエレガントなワインに仕上がります。


そんなドメーヌ・フジュレイ・ド・ボークレールが別ブランドとしてリリースしているのが、「テレ・デ・アンジュ」というシリーズ！


一見ネゴシアンものと思われるかもしれませんが、中身はドメーヌ・フジュレイ・ド・ボークレールのワインそのもので、別ラベルとしてリリースされているものです。


スタンダードクラスのACブルゴーニュの他、クレール・ダユ発祥の地であるマルサネから、ドメーヌの象徴とも言えるボンヌ・マールまで！

伝説のドメーヌ「クレール・ダユ」を引き継ぐ、ドメーヌ・フジュレイ・ド・ボークレール！

まさにブルゴーニュらしいエレガントさを存分に感じられる、日本ではまだ知られていないドメーヌです！