世界的に需要の高まっているロゼワイン。その一大産地ともいえるプロヴァンスを代表する生産者「シャトー・レ・ヴァロンティーン」が手掛ける、ワンランク上のロゼワインがこの「グラン・ユイット」です。

「シャトー・レ・ヴァロンティーン」は、パリの実業家から転身したジル・ポンス氏が、1997年に立ち上げました。ポンス氏が、そのポテンシャルを確信し、畑を取得したのは、地中海に面した町プロヴァンス地方のラ・ロンド・レ・モール。

自身のワイナリーはもちろん、この地の魅力を世に広めることにも尽力しているポンス氏は、近隣の生産者と共に生産者団体を設立。地道な活動の甲斐あって、2008年「ラ・モンド」が、コート・ド・プロヴァンスのサブ・アペラシオンとして認められました。

記念すべき2008年から名付けられたこのボトルは、プロヴァンスを代表する品種サンソーとムールヴェードルを半分ずつ使ったロゼワイン。樹齢60年の古樹から造られ、年産わずか6000本から8000本というとても丁寧に造られたもの。

美しいサーモン色の外観で、クランベリーやアセロラなどのすっきりとした香りと、かすかにスパイスのニュアンス。豊かでコクのある果実味がありながら、ミネラル感のあるすっきりとした酸が骨格を作っています。繊細さと力強さを併せ持ち、引き締まった余韻が長く続きます。

ロゼワインの概念が変わるかもしれない、格上産地で造られた味わい深い、上質なプロヴァンスのロゼワインです。