バレンシア南部アリカンテの地で生まれる、濃厚でコストパフォーマンスの高いカベルネ

このワインについて

カベルネ・ソーヴィニヨン100％。 ステンレスタンクで温度管理しながらマセラシオン、その後バリックで6ヶ月熟成されます。コストパフォーマンスとクオリティの高い赤の産地として近年注目を集めるアリカンテの内陸のサブゾーンに所有する畑から、糖度とフェノール分のバランスが完璧な小さな粒のブドウが得られる区画を厳選し、バリックで熟成。

黒系果実、リコリス、スパイス、バニラ、カラメル・クリームの甘い香り。熟した果実をタニックなストラクチャーが支える飲み応えのあるカベルネ。

生産者について

1957年にD.O.に制定されたアリカンテは、スペイン南東部、地中海に面するバレンシア州の南部に位置します。20世紀に入り、他の産業が発展するとワイン造りは大幅に縮小され、質より量を優先するバルクワインの産地となってしまいました。この状況を打破すべく、1987年に設立されたのがボコパです。

D.O.アリカンテ内の複数の協同組合が統合することで誕生したこのワイナリーが、設立以来ポリシーに掲げるのは「アリカンテのブドウ栽培の未来を造ること」です。それまで質は二の次だった栽培家の意識改革に取り組み、栽培の技術指導を徹底しました。更にワイン造りの全行程を一括して厳正に管理できるよう醸造施設も刷新し、ワインのクオリティ向上に努めました。

現在、加盟栽培家は約1800軒。4000haにも及ぶ所有畑はD.O.アリカンテ全土に広がり、その生産量はアペラシオン全体の40％を占めています。